【米国】米10年債利回りの上昇を背景に全般でドル買いが優勢となったが、大きな方向感は出にくかった
為替(2026年10月31日 6時00分)
米ドル円 USD/JPY 157.59(円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.1158(米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 175.85(円)
ポンド円 GBP/JPY 211.02(円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.3386(米ドル)
10月30日のニューヨーク外国為替市場は、人工知能投資の収益化や持続性を巡る懸念が一段と高まる中で、ハイテク関連株を中心に売りが先行すると投資家のリスク回避姿勢が高まった。その後は各国の政策金利発表がおわり、材料の出尽くし感もあり大きな方向感は出にくい展開となった。
米ドル円は、日米株価指数の下落を受けて円買い・ドル売りが先行すると、175.07円まで下値を拡大した。なお、ダラス連銀総裁・セントルイス連銀総裁はこの日、「少なくともあと2回、0.25%の利上げを行う必要がある」「高止まりするインフレ対応のため、追加的な政策引き締めが必要」と述べた。これを受けて、米10年債利回りが上昇すると157.64円まで買い戻された。
ユーロドルは、10月独消費者物価指数速報値が市場予想を下回った事が伝わると、全般でユーロ売りが先行した。中東情勢のさらなる緊迫や世界的な需給ひっ迫に対する懸念から、原油先物相場が上昇したことも重しとなり、1.1136ドルまで下値を拡大した。
株式
NYダウ平均 USD 52,342.56 -132.54(-0.25%)
NASDAQ総合 USD 26,188.08 -373.16(-1.40%)
S&P 500 USD 7,720.39 -23.59(-0.30%)
株式市場は、アマゾン・ドット・コムやインテルの決算を受けて、人工知能投資の収益化や持続性を巡る懸念が一段と高まると、半導体を含むAIインフラ関連銘柄に売りが広がった。その一方で、メルクやウォルマートなどディフェンシブ株は買われたことで相場を下支えした。
債券・商品先物
米国債10年 4.941% (-0.077)
NY原油(WTI) USD/バレル 104.15 (+0.86%)
NY金(COMEX) USD/オンス 4,033.3 (-1.17%)
【日本】日銀は金融政策決定会合で政策金利を1.25%で据え置くことを決定した
為替(17時)
10月30日の東京外国為替市場は、日銀は金融政策決定会合で政策金利を1.25%で据え置くことを決定した。声明では「消費者物価の基調的な上昇率は2%の物価安定目標と概ね整合的な水準となっている」と述べられた。植田日銀総裁は「物価の見通しは上振れリスクの方が大きい」「次回介護欧も含めて毎回の決定会合で見通しやリスクを決定していく」と述べた。
米ドル円は、日経平均株価が大幅安となったことで、投資家のリスク回避姿勢が高まったことで、円買いが先行し157.11円まで下押した。日銀は金融政策決定会合で政策金利を1.25%で据え置くことを決定し「基調的な物価上昇率は2%の物価目標に到達した」との判断が初めて示された。16時過ぎには157.74円まで買い戻された。
ユーロドルは、米金利の低下を背景にドル売りが先行し1.1214ドルまで上値を伸ばした。ただ、その後は対円でドル買いが優勢となたこともあり1.1176ドルまでドルが買われた。もっとも円中心の相場となる中で、大金方向感は出ず17時過ぎには1.1201ドルまで買い戻された。
ユーロ円は、東京オープン直後に176.59円まで上昇したものの、日経平均株価が大幅に低下が重しとなり、やや売りが優勢となった。13時台には175.95円まで下押したものの、ドル円が下げ渋ると、それにつれて買い戻しが優勢となり17時過ぎには176.46円まで買い戻された。
債券
日本国債10年 2.767% (-0.075%)
【市場主要イベント】
2日 米 ISM製造業景況指数
3日 豪 豪準備銀行 政策金利発表
4日 ユーロ 消費者物価指数
米 ADP雇用統計
米 ISM非製造業景況指数
5日 日 日銀 金融政策決定会合議事要旨
英 イングランド銀行 金利発表
6日 米 非農業部門雇用者数変化
加 新規雇用者数
